アイスリボン173観戦記 エンディング

座談会

第1試合:
志田「今日さくらさんに負けてしまったんですけど。
さくらさんはいつもノーパッションとか、さっきもGENTAROさんに2週間ぶりに動きました、とか言ってるのを聞いちゃって。
すごい、ホントに悔しいです!もう、ホントに悔しいです!
ブレーンバスター、何度か挑戦して投げ切れたんですけれども...。
60キロ、まで落とさなくちゃいけないんですよね?(苦笑)
奈苗さんとかも自分投げた事あるんですよ、すごい何か重く感じる。
それはただ、さくらさんがこらえたのか、ホントに重いのか?
60キロまで落ちるのか心配です。」

さくら「心配して頂かなくても、私は皆さんの声援に支えられて、後楽園に向けていきたいと思います。
私の人気ぶりをちょっと皆さんに...。
さくらえみ、後楽園のメインに行くぞー!」
客席からの拍手をチャチャチャで止めるさくらさんに驚く、志田以下一同。
さくら「このくらい、後楽園に向けて私はお客さんの心をグッと掴んでますので。
体重何キロとか関係ねぇよ、私が60キロっつったら60キロなんだよ。」
減量失敗しても、プロモーターとしての強権発動か!?

第2試合:
さくら「引き分けだったらしいから、奥ゆかしい方からどうぞ。」

矢野「今日はありがとうございました。
今日で4連戦終了しまして、正直言って満身創痍なんですけども。
でも、僕は皆さんがいる限り、皆さんが応援してくれる限り、こうしてアイスリボンでやっていきますんで。
そして5月3日も、空けていますんで。
ダークマッチだろうが、組まれれば僕はやりますんで。」
相変わらずマイペースな口ぶりのマイクながら、謙虚な姿勢を見せる矢野選手。

矢野「今日また天才と試合出来て、僕は光栄です。
一つちょっと、天才に言いたい事があるんですよ。」
そう言うと、おもむろに立ち上がる矢野選手。
呼びかけられた都も思わず立ち上がって向かい合う。
矢野「お前は、女子プロ界を変える事が出来る。
俺がいい事考えた。
アイスリボンを円満退団して、及川千尋亡き現在、バトラーツ女子第2部を、やってみようよ。」 さくら「どうぞ、差し上げます。」
矢野「俺は、あの独裁者の意見聞いてんじゃないんだよ。
今、ここで答え出して欲しい。
アイスリボンに残るのか、バトラーツに来んのか?
お前の答えを聞かせてくれ。」
都「自分は、やっぱり、アイスリボンが自分の大事なホームなので。
申し訳ありませんが。」
矢野「それがお前の答えか、なら、俺だって答え用意してる...。」
そう言うと、都の顔面に伸びのあるドロップキックをぶちこみ、踵を返すこともなくリングを降りた。

容赦ない矢野の襲撃に、一瞬騒然となる場内。
GEN「澤君、これ、どういう教育してんの?」
澤「えぇ、、ごめんなさい。」
180度開脚しながら謝り、とりあえず場の空気を緩和させる澤選手。

澤「どうも、すいません...。」
ドロップキックをモロに食らった都の顔面には、くっきりとその跡が...。
澤「えぇ、何か、(矢野に)言いたい事は...。」
とりあえず都にマイクを振ると、代わりにドロップキックの反撃を受ける羽目に。
都も精一杯のドロップキックをぶち込んで、先ほどの憂さを晴らした。

都「顔は女の命なのに、こんなボコボコに...。
バトラーツ、なんちゅう団体だと、ホントに...。
まぁ、でも、業界の第一線を走る者として、こういう仕打ちはしょうがないと思うんですけど。
今日はタッグマッチ15分、もう全然足りなかった、私達4人には。
今度は時間無制限で是非、お願いします。
マジ血まみれにしてやりたいと思う。」

GEN「いいじゃないですか、今どきいないですよ、こういう女の子は。
突発的なアクシデントにも敢然と立ち向かってね。
次に繋げようとする、この心意気が素晴らしいと思いますよ。
まぁ、アレ(矢野)は出禁だろうけど...。」
さくら「ねぇ、おかしいよ...。」
GEN「いや、キ○ガイだよ。」
さくら「すごいです。すごい、すごい。」
澤「あの、やり過ぎくらいがちょうどいい、と教えたんで。」
GEN「やっていい事と悪い事があるよね。
でも、それでもめげず真っ直ぐに次に繋げようとしてるお前の姿勢は正しいし、素晴らしい。
やっぱプロレスラーだ。」
と、都の姿勢を絶賛。

GEN「あ、志田なぁ。
元川さんが1週間ぶりに動いた、なんて言いやがって、とか言ってるけど。
ちょっと残酷なようだけど、それがプロレスなんだよ。
分かんないかもしんないけどね、努力では埋められない差ってものが、やっぱりプロレスには絶対あるんだよ。」
志田「あー、もう、すげー悔しい。。」
GEN「そうなんだよ。
でも、しょうがないんだよ、この人は動かなくてもプロレスをしちゃう人なんだよ。
それを埋めるには、やっぱり志田が色んなプロレスを観て、盗めるもんも全部盗んで。
後はそうだな、もっとズルくなりなさい。
この人みたいに、全く動かなくても試合してるように見えるような試合をしなさい。」
一瞬褒められているとは思えないような評され方をしたさくらさんが憤るが、
GEN「それがキャリアってもんだよ、インサイドワークってもんだよ。」
説得力あるGENTARO選手の言葉にさくらさんも何も返せず、この場は丸く収まった。

第3試合:
ちい「負けてしまいました。
自分はいままでメインを張るのが本当に怖くて、ずっと第1試合でいいやと思ってて。
今日メインになって、すごい怖くて、本当は逃げ出したい気持ちだったんですけど...。
メインが今日こんなに楽しいなんて、思わなかったです。
これからはメインを張る人間になりたいと思います、ありがとうございました。」
そんな不安を抱えていたなんて全く分からなかった。
けど、葛藤を乗り越えて明るく前を見据える様子は感動的だったな。

藤本「さすが米山さん、ハイスピードの"前"チャンピオンです。
現チャンピオンは夏樹さん、そして未来のチャンピオンは自分だと思ってます。
板橋、ハイスピードのタイトルマッチ組んで下さい!」
さくら「板橋、他にやりたいカードがあって。
夏樹も藤本も違うカードに入れる予定なので、板橋はすいません、出来ない...。」
藤本「なるほど。
てことは、後楽園っていう事ですね。
楽しみにしててください、ありがとうございました。」

真琴「今日もコスプレしてきました。
米山さんより似合っていて、すいません。
久しぶりにお腹を出したので、ちょっと恥ずかしかったです。
それでも勝てたので、出オチにはならなかったと思います。
さくらさん、今日自分は後楽園の対戦相手にお願いしたい人がいます。
それは、澤さんです。」
意外な真琴の指名に、客席からも一斉に驚きの声が。
さくら「何で?」
真琴「何でかというと、澤さんは普通でも素敵だと思うんですけど。
たくさんのコスプレをしていらっしゃって、そういうのが素敵だと思うからです。
その澤さんのパートナーには、バンビさんをお願いします。
理由はちょっと言えませんけど、想像して下さい...っ。
よろしくお願いします。」
パートナーまで指定し、後楽園のカード実現に向けてアピール。

さくら「飯伏さんは後楽園出て頂ける事になったので、飯伏&真琴組というのは決定しました。
そして、バンビさんはあまり接点がないですが、これから交渉したいと思います。
それから澤さん、5月3日出て頂けますでしょうか?」
その場で公開オファーをかけるさくらさん。
ここまで視線を落としていた澤選手は面を上げ、
澤「いま、矢野の事でちょっと頭がいっぱいで...。
まぁ、僕はいつでも。
いつ、何時、どんな不思議な人でも、挑戦を受けますので、やらせて頂きます!」
大会終了後、後楽園大会での飯伏&真琴vs澤&バンビの正式決定がアナウンスされた。

真琴に自分のコスチュームを着こなされた米山選手は、マイクを取るなり一言。
米山「ひどいよぉ...。」
さくら「あたしもこの間やられたの。
あたしのコスチュームを着られて、『さくらさんより似合ってて、すいません』って。」
米山「だって、真琴、似合わないものがあるはず無いじゃないか!
この、この、、、」
とスラリと伸びた真琴の足と、自身の足の長さを比べてみせる。
さくら「そんな事無い!
このコスチュームは、コロッと丸くて、ブンッと潰したような感じの、米ちゃんが一番似合う!
このお腹が空いてないのに、空いてるように...。」
とても褒めているとは思えないさくらさんの言葉にも
米山「お客さんもそう思いますか?」
客席から起こった暖かい拍手を、腰を振りながらチャチャチャで締めた(笑)

バースデーコーナー、雨の日色紙プレゼントの後、さくらさんが大会を締めようとしたところを都が止める。
都「さくらさん、自分の板橋のカードどうなってるんでしょうか?」
さくら「あんたどころか、みんな決まってないよ。」
都「もう10日前なのに、今まで何やってたんだと思います...。
自分のカードは?」
さくら「え゛ー、、、。
しもうま和美×水波綾、JWPジュニア&POP選手権、こちらが決定しております。」
結局、誰もが知っている既報カードを上げただけで開き直るさくらさん。

都「自分...。」
さくら「都はまだ。 やりたい人、いるの?
すいません、重要な事を忘れてました。
3月の21日から都の快進撃を自分は観ていまして。
結果的にシングルのベルトは落としたんですけども、ここまで短期間でお客様に名前を広めたり、インパクトを残した。
ということに、やっぱり自分は心を打たれまして。
私もやるべき事をやらなければいけないと思った、ゆえ行動しまして。
4月17日、板橋大会に葛西純選手の来場が決定しました!」
都「ありがとうございます、葛西さんとシングル?」
さくら「葛西選手が見に来るだけ。」
都「じゃあ、ぜひ自分、今王者なので。
ベルト持ってるので、トライアングル選手権組んで下さい。」
さくら「いいよ。」
都「葛西さんの前でベルト防衛したいと思います、お願いします。」
さくら「防衛出来る相手がいい?」
都「誰でも、誰でも大丈夫。」
さくら「分かりました、ではトライアングル選手権を4月17日 板橋大会で。
これで2つカードが決定しました。」

2人やり取りを間に挟まれながら聞いていたGENTARO選手が一言。
GEN「あのさ、何か振り返ってみたら、俺コイツのために散々色んな事をさせられた気がする。 結局、俺は葛西純を呼ぶための呼び水?
何か無いの?後楽園とまでは言わないけどさ。」
さくら「自分で(考えて)」
GEN「自分で考えたら、俺、後楽園出してもらえる?」
観客に「言って」と突っ込まれるが
GEN「いや、お客さんが観たいかどうか。」
客席からは参戦を支持する拍手が起こるも、
都「じゃあ、自分のセコンドについて。」
その場の空気で板橋大会の都のセコンドをGENTARO選手が務める事に。
結局、都に翻弄され続けたまま、大会も幕切れとなった(苦笑)

大会感想

後楽園に向けて各選手がアピールし、本格的に流れが動き始めた今大会。
途中の板橋がすっ飛ばされている感が無きにしも非ずだけれど、今後はこの動きが加速していくものと思われる。

都は何だかんだとGENTARO選手を巻き込みながら、念願の葛西戦に向けて着々と駒を進めた。
板橋大会で来場の決まった葛西選手と都の間に、何らかのやり取りが発生するのは必然。
マイクも上手い葛西選手が、板橋で初遭遇の都に対してどんな反応を見せるのかは要注目。

藤本はボソッと夏樹選手とのハイスピード戦を示唆していたが、こちらも最終的には決まりそうな予感。
ただ、夏樹選手はしばらくアイスリボンから足が遠のいているので、後楽園前に前哨戦として何度か当たる所が見てみたい。
現時点で比較すると夏樹選手が総合力で飛び抜けており、藤本勝利の可能性は低く感じてしまう。
そこで藤本が突破口を見つけるためにも、前哨戦は必要だと思う。

そして、真琴は自ら後楽園大会の対戦相手を指名し、早々に対戦カードが決定。
真琴自らが掲げた後楽園のテーマ"マイナスのコスプレ"。
対戦相手の1人として、リング上でほとんど絡みのないバンビ選手を指名した事で、その意味がおぼろげながら見えた気がする。
ここからはあくまで推論として書くのだけど、最近の真琴の発言を集約して考えると、アイスリボンにおける自身の位置に焦りを感じているのかもしれない。
藤本や都が外からの注目を集め、りほがチャンピオンになり、どんどん動いていくアイスリボン。
一方、最近の真琴はタイトルマッチやそれに絡む重要な試合で敗れる事も多く、少し影が薄くなっている部分がある。
そうした状況に対して、多少ラディカルな方法でもファンの目を自分に向けさせたいという意志があるのではないだろうか。
自身のカードに飯伏選手や澤選手を指名したのも、彼らがプロレス界全体から注目される華やかな存在だからだとすれば、納得が行く。
では、注目を集めた上で、バンビ選手を相手に何を見せるのか?
恐らく、真琴が取ろうとしている方法論にコントラストを付けるための指名なのだと思う。

真琴が次に進むために決意した事が何であっても、自分は尊重したいし、応援したい。
まずは後楽園大会に向け、コスチェンジシリーズのような仕掛けをさらに打って話題作りをしていく事が大切。
色々なアイディアを練りながら後楽園大会で一番印象に残る存在になれるよう、ガンバレ!

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