アイスリボン176 板橋グリーンホール大会観戦記 エンディング

メインでTRC王座を獲り、インターナショナルリボンタッグとの2冠となった奈苗選手が歓喜のマイク。
奈苗「ベルト獲っちゃいましたー! 今日、10代の代表、20代の代表、そして30代の代表としてトライアングルがかかった試合に臨みましたが。
勝てたのは99%のパッションと、あと1%ほんのちょっと、大人の経験の差が出たと思います。
このトライアングルのベルトは、前に人生の縮図だとか何だとか言ってたけども、人生そんなに甘くありません。
分かったか、都?
おい、都。"前"チャンピオン、何か言いたい事あるか?」
泣き崩れたまま茫然自失だった都が面を上げる。
都「ベルト、、、。
自分は葛西純さんと試合をしたいっていう、その一心だけでシングルのベルトもトライアングルのベルトも獲って2冠王になって。
今日やっと自分の試合を観に来て頂くっていう所まで、やっと辿り着いたのに...。
こうして、無冠になってしまって、本当にもう今言葉がないです...。」

すると、本部席で成り行きを見守った葛西選手が、ついに立ち上がってリングへ。
葛西「おい、都っち。
俺っちはよぉ、今日初めて都っちの試合を観た。
そして、こう思ったんだよ。
常人にはよ、隠し切れても、俺っちには隠し切れねぇぞ。
おめぇ、立派なキ○ガイだよ。」
客席から湧き起こるキ○ガイコール。
葛西「シャラッープ!
おい、都っち、ここのアイスリボンっていうのはよ、シングルとトライアングルのベルトしかねぇのか?」
客席からの「タッグ」という声に
葛西「タッグ?チャンピオン、誰?
お前(奈苗)か?
おい、都っち。面白れぇ、2人でタッグ組んでいこう。」
都に自分とお揃いのTシャツを着させる。
さくら「OK!5月3日後楽園、インターナショナルリボンタッグ選手権。
チャンピオン 高橋奈苗&しもうま和美組vs挑戦者 葛西純&松本都組、決定!」
まさかのマッチメイクに沸き返る場内。

ここで、異を唱えたのが都のセコンドにいたGENTARO選手。
GEN「ふざけるんじゃない!
俺はどうなるんだ、俺は!
元川、テメェ!
俺がこのアイスリボンに上がってから、散々、よう誰かの踏み台に使いやがってよ、お前!
俺は何だ、後楽園ホールの踏み台か?」
葛西「おいおいおい、段平さんよ。
お前、そこまで言うけどパートナー誰かいるのか?」
GEN「パートナー?ってことは待てよ。
葛西純、俺をこのタッグ選手権に混ぜてくれるのか?
ってことは、そのチーム(王者)、そのチーム(葛西&都)、俺のチーム、タッグの3ウェイ。
おい、奈苗さん、アンタ今日この3ウェイのリボンのベルト獲ったって事は、この形式はあんたスペシャリストって事になるな。
俺もよぉ、女子プロ日本一とちょっと肌合わしてみたかったんだよ。
チャンピオン、どうだ、受けてくれるのか?」
奈苗「やりましょう。」
トントン拍子にアイスリボン初のタッグ3ウェイ戦が決まる。

GEN「俺のパートナー、俺のパートナーはな。
都、お前が包丁持ち出してきたいほどに、憎んで憎んでしょうがない奴が一人心当たりいるはずだ。
来い、ベストパートナー!」
GENによばれて入場口に姿を現したのは矢野啓太!
おもむろにリングへ上がるや、都の顔面に鮮やかなドロップキックを叩き込み、そそくさとその場を離れる。
GEN「いいか、元川。
こうなったらな、じっくりと俺はこのアイスリボンに腰を据えてやるからな、覚悟しろ!」
さくらさんも、後楽園のリボンタッグ選手権が3ウェイとなる事を正式決定。
さくら「もう、勝手にしろ!」
都の王座陥落から、まるでジェットコースターの如き勢いで決まったタッグ3ウェイ。
これは色々と夢が膨らむ、アイスリボンならではのカードだ!

残された葛西選手が、ドロップキックの衝撃を受けて崩れ落ちたままの都に声をかける。
葛西「よしよし、決定したからにはよ、都っち。
後楽園ではパールハーバーだけじゃねぇ、二人でマンマミーア決めようじゃねぇか。」
引き上がる葛西の後ろから、都もようやく笑顔を取り戻してリングを降りた。

奈苗「はい、今日もハチャメチャなアイスリボン、終わりましたね。
5月3日後楽園、チャンピオンとして、トライアングルリボンチャンピオン、そしてインターナショナルリボンタッグチャンピオン。
そして、明日JWP、ベルト巻いてきますんで。
3冠王者として、5月3日後楽園ホール臨みたいと思います。
皆さん、後楽園ホール来てください、今日はありがとうございました。」

奈苗選手が自身のテーマ曲に乗って退場。
「ガンバレ」の原曲版が流れる中、選手達は客席を回って1人1人と握手をかわす。

ほぼ全員が握手を終えた所で、各選手がさくらさんに呼び込まれ、1人ずつ挨拶。
最後に市井とさくらさんが二人でリングに立つ。
さくら「今日の試合で負けちゃって、泣いちゃったり、色んな悔しい思いをした人は、全て未来笑顔になるための伏線だと思って、自分の人生を彩って欲しいと思います。
こうなるまでに4年間かかったけれども続けていて良かったと思うし、アイスリボンこんなにたくさんの人に来て頂けて、ホントに嬉しいです。
アイスリボンはいつだってto be continued。
これからのプロレス、これからずっと続いていくプロレスです。
明日の女子プロレスです、あしたのジョー、明日の女子プロレス...。
ということで、これからもアイスリボン、未来に向かって羽ばたいていきます。
まずは後楽園、そしてもっともっと大きい所で。
ずーっと高い所目指して行きますので、これからも皆さん応援してください。
本日は最後までのご観戦、皆さんありがとうございました。」
意味ありげに二人で並んだので、一瞬、重大発表でもあるかと思ったけれど、何事もなくて良かった(苦笑)
最後は明るい未来に向けたさくらさんの明るい挨拶で締められ、会場全体に幸福感の余韻を残したまま幕が閉じられた。

大会感想

アイスリボン板橋大会には会場全体には当たり興行が多いと思う。
後楽園とも蕨ともまた違う一体感で会場が満たされると、心から興行を楽しめた気分になれる。
今回も少しずつヒートアップして、最後には場内が後楽園大会への期待で溢れかえっていたと思う。
特にメイン前後の盛り上がりはすごかった。

常連さんの意見は別としても、周囲からの葛西選手参戦に対する興味と期待感が非常に高い事を感じさせてくれる。
ファンの想像を超えた男女混合リボンタッグ3ウェイは、個人的にも本当にワクワクする素敵なマッチメイクだ。

つくし、くるみに井上という前回後楽園大会以降の新メンバー。
そして久しぶりに復帰するみのり&聖菜や、藤野の参加。
年明けから人員的には少ない状態が続いていたアイスリボンだったけど、後楽園に向けてようやく総力に近い体勢が整ってきた。

気がかりだったのは、メインの試合中に首を痛めたらしいりほ。
最後の握手にも出て来れなかったので、少し心配。
後楽園のメインは、アイスリボンの未来を示すために重要な一戦。
万全のコンディションで5月3日に臨む事が出来るよう、無理せずダメージを回復させて欲しい。

真琴も因縁のGENTARO戦にようやく一区切り付け、いよいよ後楽園での戦いに集中する段階へ入った。
様々な目玉カードが揃い、普段それほど会場に来ない層の来場も多数見込まれる中で注目を惹くのは大変だと思う。
自身が掲げた"マイナスのコスプレ"。
ここまでは他人のコスプレをする事でうまくストーリーを繋げてきたと思う。
第2回後楽園まで、残すところ3大会。
その方向性を継続させるのか、或いはまた別のアプローチから期待感を煽るのか、気になる所。

今回の試合や後楽園に限らず、試合の中でどんな印象を残せるのか?という日々の戦いは、プロレスラーである限り続いていく。
けれど、胸に秘めた強い意志で乗り越え、後楽園大会を次なるステップアップへの足がかりと出来るよう、ガンバレ!!

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