アイスリボン252「新春リボン」観戦記 第4試合

宮本裕向、都宮ちいvs中澤マイケル、松本都

まずはダンシングクイーンに乗せて、マイケルがナース服に網タイツの変態團仕様で登場。
曲に合わせて珍妙な盆踊りを踊りながらリングイン、遅れて都が嫌そうに姿を現す。

一方、ちいは矢沢永吉の「黒く塗りつぶせ」を新たな入場テーマにして登場。
特攻服を模したガウンにはマッドマックス、そして鎧のような新コスチュームの背にはアーマーモデリングと、それぞれスポンサーの銘。
高く盛った髪にコスチュームに合わせた水色のエクステを付け、頭のてっぺんから爪先まで振るリニューアルした。

事前アナウンスはなかったが、特別レフェリーとしてさくらが試合を裁く。

マイケル「特攻服だか暴走族だか知んねぇが、俺ら変態團に比べればそんなもの。
アイスリボン変態團、見とけよ、お前ら。
そして、この俺の出禁が解かれたお祝いとして、皆さんにちょっとしたプレゼントがあるんですよ。
では、新春オモシロ挨拶、行きたいと思います。
皆さん、明けましておめでたま○ん。」
一斉に湧き起こる帰れコール。
マイケル「嫌よ嫌よも好きのうち、ってね。
これを聞いてからでも遅くはないでしょう。
もう1個、みなさん、A HAPPY NEW イヤーン、バカーン、ダメーン。」
一段と寒々しい空気の中、再び帰れコールが。

マイケル「かかれー!!」
奇襲をかけ、ゴングが鳴らされる。
ロープへ走ったマイケル達に、宮本組がカウンターのラリアット。
押さえ込むと、あっさりと3カウント。

○宮本裕向、都宮ちいvs中澤マイケル×、松本都
(8秒 ラリアット→体固め)

▽再試合
マイケル「ちょっと待って、ちょっと待って。
このままではギャラ泥棒と、呼ばれてしまいます。
さくらさん、本当はこの試合ちゃんと勝ってから皆さんに披露したかったんですけど。
僕から皆さんにお年玉があるんですよ。
再試合をお願いする代わりに、皆さん聞いて下さい、お願いします。」
すると「ガンバレ」のカラオケが流れ出し、マイケルが卑猥な替え歌を歌い始める。
たまりかねたレフェリー・さくらがドロップキックを食らわせて強制終了。
客席からも「出禁」コールが起こるが、さくらは、好きにすればいいと再試合を認めた。

宮本&ちいが先ほど同様にラリアットも、マイケルと都はかわして反撃。
場外へ連れ出して場外戦を繰り広げる。
宮本がマイケルをリングに戻してキャメルクラッチ。
鼻フックで顔面を変型させると、レフェリー・さくらが「ギブアップだろ!」と迫る。
宮本も「出禁にしろ、早く!」と煽って、ちいとタッチ。

出るのをためらったちいだったが、意を決してストンピング。
「早く消えろ!」と心からの叫びを声にして、すぐに宮本に戻す。
宮本はマイケルをボディスラム、その上にちいを投げつけるかと思いきや、寸前で着地したちいがブレーンバスターで宮本を投げる。

マイケルが起き上がると、ピンクのランジェリーを着けた尻が剥き出しに。
宮本が「ケツ見えてんじゃねぇか!」と思わずツッコミながらエルボー。
ニーを入れてロープへ走ると、マイケルは自分のスカートを捲って宮本を怯ませ、ドロップキック。
タッチを求めて振り返るが、都はそこにいなかった。

ちいがドロップキックを浴びせて踏みつけていると、場内に「ダンシングクイーン」が。
ナース服に身を包んだ都が、マイケルさながらに登場。
ちい組が呆気に取られる中、マイケルが宮本にトラースキック。
さらに
マイケル「皆さん、今日はおめでたいので一本締めをしましょう。
では、お手を拝借、いよーっ。」
と一本締めのリズムでちいにトラースキックを放つが、客席は付いてこない。

都がタッチを受けてクロスボディ。
ちいにドロップキックを放ち、宮本&ちいにまとめてシャイニングみやこザードを食らわせてカバー。
返されると、マイケルに「セットしろ!」と命じる。

宮本をサードロープに乗せたマイケルは、クイックな変態スライドでニュートラルコーナー上へセット。
5分経過のアナウンスを背に、都がバックへ組み付いて投げっぱなしスパイダージャーマン。
宮本が危険な角度でマットに突き刺さると、客席からどよめきが。

マイケルが宮本を起こし、「マンマミーアだ」。
都に無理矢理ボールギャグを装着させ、都も何かを観念したようにそのままマンマミーア。
ここはちいがカットして宮本を救出。

マイケルがタッチを受けて宮本にフライングショルダー。
さらにバックドロップを狙うも、宮本は1回転して着地。
回転エビ固めで丸め込みに行くと、マイケルはスカートをまくって生尻ヒップドロップ。
しかし、宮本もカンチョーで迎撃して、ちいに繋ぐ。

ちいの髪を掴んだマイケルがロープへ走ると、ちいはみぞおちを狙ってカウンターのナックル。
倒れたところにも容赦なくナックルを振り下ろす。
マイケルが「熱くなってきたぜ!」とナース服を脱ぎ捨てるとドン引きするちい。
嫌がらせに近いヒップアタックを繰り出すマイケルだったが、ちいは再びナックルで反撃。
何発もみぞおちに叩き込んでカバーすると、さくらが高速カウント。
だが、ここは都のカットが間に合う。

ちい&宮本は変型ファンタスティックフリップを決めてカバー。
すると、さくらの手を掴んでカウントを止めるマイケル。
ちいがねこだましからジャングルクラッチに行くが、マイケルは足を掴んで開脚させ、ちいの急所にフィストドロップ。
「フィニッシュ!」と何故か念仏パワーボムの体勢に入るも、抱え上げられたちいがウラカン・ラナで切り返して3カウント。
悪夢のような時間に、ようやく終止符を打った。

宮本裕向、○都宮ちいvs中澤マイケル×、松本都
(9分4秒 ウラカンラナ→エビ固め)

新春からアイスリボン惨憺たる試合を繰り広げたマイケルに、再度アイスリボン出禁を告げるアナウンスが。
マイケル「再度の出禁ですか、分かりました。
でも、僕はこの後東京ドームで行われる飯伏幸太とプリンス・デヴィットの試合、セコンドに付かなくてはなりません。
これから東京ドームに行かねばならないので、東京ドームだけに、ドーム失礼しました。」
取り返しの付かない空気だけを残して、中澤マイケルは再びアイスリボン黒歴史の闇に葬り去られた。

試合感想

川崎リボンで波紋を呼んだあの試合に勝るとも劣らぬグダグダっぷり。
今回も悪い意味で伝説を残した中澤マイケルに、さりげない切り返しを見せていた宮本選手が良い仕事を見せていた。
宮本&ちい組はYOUNGリボンに続いて2度目のタッグ。
最初から何故かぴったり息が合っているのでヤンキーコンビとして組んだり、この2人でちいが因縁を作ったイサミ選手と当たるのも面白そう。

今回も個人的には許容範囲だけど、人によっては今回も拒否反応が起きそうな内容。
何にせよ明らかにイロモノ扱いの試合にも関わらず、最後までやり切ったちいと都は素晴らしい。
1年前だったらこんな試合が組まれる事すら有り得なかったけれど、ここまで許容出来るようになったのは2人のキャラクター的成長に依る所が大きいと思う。

特にちいは年末から、話題性という意味ではぶっちぎりじゃないだろうか。
RIBBON MANIAでのディーノ選手との3ウェイに始まり、年越しプロレスではバラモン兄弟と対峙した上に男色ドライバーでフォール負け。
そして、年が明けて1発目がこの試合。
自分のキャラクターをどう面白くするかを考えて話のネタを提供しようとする姿勢。
その良い意味での貪欲さはもっと評価されていいんじゃないかと思います。

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